「何から準備すればいい?」を解消する
ホームページ制作を依頼しようと思ったとき、多くの方が最初にぶつかるのが「何を準備すればいいのか分からない」という壁です。
制作会社に問い合わせて、いきなり「目的は?」「ターゲットは?」「載せたい情報は?」と聞かれても、すぐには答えられないものですよね。
実は、事前の準備が整っているかどうかで、制作のスムーズさと完成度は大きく変わります。準備不足のまま進めると、次のようなトラブルが起こりがちです。
準備不足で起こりがちなこと
- 制作開始後に「やっぱりこうしたい」が増えて納期が延びる
- 素材集めに時間がかかり、公開が予定より遅れる
- 完成してから「思っていたのと違う」となる
- 追加修正が増えて費用が膨らむ
この記事では、依頼前にやっておきたい準備を7つにまとめました。すべてを完璧にする必要はありません。最低限これだけ整理しておけば、制作会社との打ち合わせがぐっとスムーズになります。
1. ホームページの「目的」を明確にする
最初にやっていただきたいのが、「なぜホームページを作るのか」を一文で言えるようにしておくことです。
目的が曖昧だと、デザインの方向性も、載せる情報も、すべてがブレてしまいます。
よくある目的の例を挙げてみます。
- お客様からの問い合わせを増やしたい
- 取引先に信頼してもらうための名刺代わりにしたい
- 求人応募を集めたい
- 商品・サービスをネットで販売したい
- 既存のお客様への情報発信の場が欲しい
複数あっても構いませんが、その場合は優先順位をつけておきましょう。「一番大切なのは問い合わせ獲得、次に信頼構築」というように。
準備のコツ
- 「ホームページがあったら、お客様にどうしてほしいか」を考える
- 1つに絞れない場合は、優先順位を1〜3位までつける
- 紙に手書きでメモするだけでもOK
2. ターゲット(届けたい相手)を絞る
次に、「誰に向けたホームページなのか」を決めます。
「みんなに見てほしい」というのは一見正しいように思えますが、対象が広すぎると、結局誰にも刺さらないホームページになってしまいます。
ターゲットを考えるときは、次のような項目を整理してみてください。
- 年齢層(20代/30代/40代以上など)
- 性別の傾向(男女どちら寄りか)
- 地域(地元限定/全国対応)
- 法人か個人か
- どんな悩み・ニーズを持っているか
たとえば「30〜40代の女性で、福岡市内で美容院を探している方」のように具体的にイメージできると、デザインも文章も自然と方向性が決まります。
3. 参考にしたいサイトを3つピックアップする
デザインのイメージを言葉だけで伝えるのは、実はとても難しいものです。
「シンプルで上品な感じ」と言っても、人によって思い浮かべるものは全く違います。だからこそ、実際のサイトを見せるのが一番早くて確実です。
業界を問わず、「こういう雰囲気が好き」と感じるホームページを3つほど集めてみてください。
参考サイトの集め方
- 同業他社のサイトを2〜3社見てみる
- 異業種でも「いいな」と思ったサイトをブックマーク
- 「レスポンシブ対応」されているか(スマホでも見やすいか)も確認
- URLをメモして制作会社に共有できるようにしておく
「どこが気に入ったのか」も一言メモしておくと、より伝わりやすくなります。「色使い」「写真の雰囲気」「文字のサイズ」など、具体的なほど良いです。
4. 載せたい情報を整理する
ホームページに載せたい情報を、箇条書きで構いませんので一度書き出してみてください。
基本的に必要な情報は次のとおりです。
- 事業内容・サービスの説明
- 料金・プラン
- 会社情報(住所・電話番号・営業時間など)
- 代表者プロフィール
- これまでの実績・お客様の声
- よくある質問
- お問い合わせ方法
すべてを最初から完璧にそろえる必要はありません。「あとから追加する情報」と「公開時には絶対必要な情報」を分けておくと、優先順位がつけやすくなります。
5. 写真素材の準備方針を決める
ホームページの印象を大きく左右するのが写真です。
写真素材の用意には、主に3つの方法があります。
写真素材の3つの選択肢
- プロカメラマンに撮影を依頼する(5〜15万円程度/オリジナリティ最高)
- 自分で撮影する(スマホでも工夫次第で十分/コストゼロ)
- フリー素材・有料素材を活用する(手軽だが他社と被るリスクあり)
サービスや店舗の魅力を伝えるなら、自社・自店舗の写真があった方が圧倒的に効果的です。プロ撮影が予算的に難しい場合は、明るい時間帯にスマホで撮るだけでも、雰囲気のある写真になります。
なお、インターネット上から拾ってきた画像を無断で使うのは著作権侵害になります。必ず正規のフリー素材サービス、または購入した素材を使いましょう。
6. 文章のたたき台を用意する
写真と並んで重要なのが、ホームページに載せる文章です。
文章をどう用意するかも、主に3つのパターンがあります。
- 自分で書く — 事業のことを一番よく知っているのは自分。コストゼロ
- 制作会社のライターに依頼する — オプション料金が発生することが多い
- AIツールを使って下書きを作る — たたき台として活用するのは有効
自分で書く場合、いきなり完成原稿を作ろうとせず、「お客様によく聞かれる質問の答え」「サービスを始めたきっかけ」「お客様に伝えたい想い」などをメモする形で始めると書きやすいです。
文章のコツ
- 専門用語は使わず、お客様目線の言葉で書く
- 「私たちは〜です」より「お客様にこうなってほしい」を意識
- 完璧じゃなくてOK。制作会社が整えてくれることも多い
7. 公開後の運用体制を決めておく
意外と見落とされがちですが、公開後にどう運用していくかも、依頼前に考えておきたいポイントです。
- 情報の更新は自分でやるのか、制作会社に依頼するのか
- ブログやお知らせは更新していくのか
- 月々の保守費用はいくらまで出せるか
- トラブルが起きたときの連絡先はあるか
「自分で更新したい」のか「全部おまかせしたい」のかで、選ぶ制作会社や仕組みが変わります。
たとえば「自分で更新したい」ならCMS(WordPressなど)を使う仕組みが向いていますし、「全部おまかせしたい」なら月額保守プランのある制作会社を選ぶのが安心です。
準備が整ったら、次のステップへ
ここまでの7つが整理できたら、制作会社への問い合わせ・相談の準備は十分です。
完璧でなくても大丈夫。「目的・ターゲット・参考サイト・載せたい情報」の4つがざっくり決まっていれば、あとは制作会社との打ち合わせで一緒に詰めていけます。
問い合わせの段階で、次のような情報をまとめておくと話が早いです。
問い合わせ時にあると便利な情報
- ホームページの目的(一文で)
- ターゲット層
- 参考にしたいサイトのURL(3つ程度)
- 希望の公開時期
- 予算の目安
- 掲載予定のページ数(だいたいでOK)
まとめ
ホームページ制作を依頼する前にやっておきたい準備を、7つにまとめてご紹介しました。
- 目的を明確にする
- ターゲットを絞る
- 参考サイトを3つ集める
- 載せたい情報を整理する
- 写真素材の方針を決める
- 文章のたたき台を用意する
- 公開後の運用体制を決める
すべてを一度に完璧にする必要はありません。できる範囲から少しずつ進めて、不安な点は制作会社に相談するのが、結果的に一番早く・満足度の高いホームページにつながります。
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